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迂闊徒然更新日記

迂闊な日々・更新・近況・インフォメ・拍手お返事などなど
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05/05/08:10  [PR]

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07/14/23:29  お嬢逝去

久しぶりのブログが死に関する内容ですので、苦手な方は今のうちにこの先に進むのは止められた方がいいと思います。決して愉快な内容ではありませんので。

もう1ヶ月以上前のことになりますが、5月20日にお嬢が身罷りました。
21歳と約10ヵ月。22歳の誕生日まで2ヶ月を切っているところで、往生いたしました。
もしも生きていれば、今日お嬢は22歳の誕生日となる筈で、非常に残念でなりません。
大往生であったと、死を確認した獣医さんは仰って下さいました。

にゃんこは年をとってくると腎臓の状態が悪くなるそうです。お嬢についても同様で、腎臓病の薬が毎日、点滴が大体二日に一回というサイクルでした。
点滴は当初一週間に一回くらいだったのが、徐々に間隔が短くなって、亡くなる半年前くらいには二日に一回にはなっていたように思います。
他にも年寄のにゃんこらしく、二日に一度の足の関節の薬、一日三回の目薬などもあって、薬を飲むのも、目薬も嫌だったろうに、本当に頑張ってくれていたのだと、改めて感じている次第です。
飼主の欲目も甚だしいですが、お嬢の凄いところは、どんなに嫌でも逃げずに私に付き合ってくれたところです。まだ元気な頃から、点滴は嫌がらずにさせてくれましたし、薬も嫌がりながらも頑張って飲んでくれていました。
あの子からしたら、ありがた迷惑な話だったでしょう。
嫌な薬は飲まさせられる。好きでもない目薬を頻繁にさされる。点滴は嫌がっていませんでしたが、本音ではどうだったのか分かりません。
私にしてみると、腎臓の薬や点滴などで少しでも長生きして欲しい、少しでも身体の状態が楽なようにしてあげたい、そんな一心からしていたことでした。本当に、形振り構わず、必死だったのだと思います。
でも心の奥底では、本当にこれでいいのだろうか?
この子はもう楽になりたいと思っているのではないのだろうか?
私の自分勝手なエゴで、無理矢理生かしているのでないのだろうか?
様々な疑問や不安を感じては、それでも生きていて欲しいと思わずにいられませんでした。
にゃんこの平均寿命からすると、お嬢は相当な高齢でした。人間だと100歳前後か超えているくらいでしょうか?
いつ何が起こるか分からないという高齢であったこともあり、仕事から帰ると、亡くなっていたりしていないだろうか?と不安を抱いたことは何度もあります。
帰ったらまずお嬢のご機嫌伺いを兼ねた撫で撫でタイムをするのが毎日の日課で、未だに私は、お嬢が晩年日中の殆どを過ごしていたピアノ室にまず足を運んでしまいます。
ドアを開けてももう居ないと分かっているのに、無意識にまず入ってしまうのは、習慣というか癖になってしまったのかもしれません。

お嬢が亡くなったのは、動物病院の一室でした。
ごはんを食べさせて目薬などをさした後、しばらくして自分でトイレに行ってから、ぐったりとし始めました。
ごはんを食べさせる時無理矢理であったこともあって、私のごはんのあげ方が駄目だったのでは?と思って急遽かかりつけの動物病院に連れて行きました。
連れて行った時、診て下さった獣医さんの言葉が未だに忘れられません。
「この子はもう限界を超えています。十分に頑張ってくれました。これ以上延命措置をしたところで可哀想なことになるだけです」
ごはんのあげかたが問題だったわけではない。私のせいではないのだと、獣医さんは仰って下さいました。お嬢は寿命がきたのだと。
恐らく、もう一時間ももたない。何分生きていられるかも分からない。
本来なら、家に連れて帰って看取るところでしたが、恐らく帰るまでもたないだろうと判断された獣医さんの計らいで、二人きりにして下さいました。
少しずつ命の灯が消えていくお嬢を抱き締めて過ごした時間は、そんなに長くなかったと思います。獣医さんの判断は正しく、家に帰るまでお嬢が頑張れなかったのは確かでした。
私はその場で、恥も外聞もなくただ泣きながら抱き締めて、お嬢の頭や背中を撫でて最期の時間を迎えました。

未だに思うのは、私の少しでも長く生きて欲しいという我儘に付き合って、お嬢は本当に幸せだったのかということです。
もう、身体は生きる力の限界を超えているのに、それでもなお生きようと頑張ってくれたあの子に、私は少しでも幸せだと感じて貰えることができたのだろうかと。
私はとても色んな幸せをにゃんこ達から貰いました。でも、その幸せ以上にこの子達に幸せを返せていたのか、それは誰にも分からないことです。
お嬢だけでなく、陛下と姫も、私は自分の腕の中で看取ることができました。
多くの人が大事なペットの死に目にあえなかったことを考えると、飼主としてこれ以上なく幸せであったのだろうと思います。私自身も、自分が看取れて良かったと感じています。
自分でも特に嫌だと思ったのは、お嬢が亡くなった後、妙にホッとしたことでした。
あの子に点滴をしたり、薬をもう飲ませたりしなくて良いと思うと、ホッとしてしまって、そんな自分が物凄く嫌だと感じたのです。
そんな私に、母上はちょっと呆れた口調で言いました。
「お嬢は自分だけやなくて、あんたのことも解放して楽にしたいと思ったんやで。あんたもあの子のことを解放したらなあかんやろ。いつまでもぐずぐず言いな」
更に母上は言いました。
「お嬢はホンマにプライド高い子やな。最期の前にトイレにも行くなんて、強い子や。あんたにみっともないとこ見せたくなかったんやで。ちゃんと分かったり」
獣医さんのところで看取った後、ちゃんと死後の処置もして貰えたことを考えると、お嬢がわざわざ連れて行くようにしてくれたのではないかと、不思議とそう思えます。
あの子は最期の最後まで、私の為に色んなことを考えてくれていたのかもしれません。
いや、きっと私がそう思いたいだけなのでしょうが、お嬢の一つ一つの行動がそう思わせてくれるのです。

この日、自宅にお嬢と二人きりだった私は、お嬢が身罷ったことを家族に伝えてすぐ、ピアノ部屋のトイレなどを全てすぐに片付けました。自室に行って、私のベッドから上り下りしやすいように、お嬢のために作った即席階段も片付けました。
後になったらやる気力がなくなると感じていたこともありますが、少しでも他のことをして気を紛らわせていたかったのだと思います。
帰宅した母上や別に住む兄と話し合い、お嬢は自治体での火葬はせずに徒歩20分程の場所にある竹林(我家が先祖代々引き継いでいる土地)の端に埋めることにしました。
自治体での火葬で骨をちゃんと引き取れるならそうしたでしょうが、私の住む自治体は合同葬で骨も引き取れません。姫と陛下は当時埋葬の時間を作れなくて仕方なく自治体での火葬にしましたが、一番長く生きて頑張ったお嬢は自分の手で埋葬したいと思いました。
翌日事情を説明して仕事は休ませて貰い、家族総出でお嬢を埋葬しました。埋葬が終わって盛り土をしていると、兄が分かり易いように何か形を整えようと提案しました。
「じゃあ、前方後円墳にしよか」
誰が言いだしっぺだったのかは定かではありません。どんなノリでそこに行きつくのか不明ですが、埋葬が終わって、妙にハイテンションになっていたんだと思われます。
その時は誰も疑問を持たずに綺麗に前方後円墳の形にして、お線香をあげてお嬢とお別れしました。後になって、あのノリはいかにもうちの家族らしいと、笑い話とすることができたのは良かったと思います。

お嬢が亡くなって四十九日の喪が明けるこの時期まで、ブログを書く気にもなりませんでした。ご報告が遅れてしまい、大変申し訳ございません。

いつも放置プレイのサイトですが、もうしばらく心の整理がつくまでお待ち頂けたら幸いです。
本日、お嬢のお墓参りを兼ねて前方後円墳の形を整え直したりしていると、随分と気持ちが前向きになってきましたので、あまり長くお待たせすることはないと思います。
土を盛り直している時、微かに漂ってきたお嬢が土に還っていく匂いと、確かに聞こえたあの子の鳴き声に、踏ん切りがついた気がします。
それでも気鬱になったりすることもあると思いますが、サイトもPixivも今後とも続けて参りますので、少しお時間を頂戴できれば助かります。
久々にオリジナル(BLですが)の話も書きたいとも思っておりますので、復活の狼煙を上げられるその日まで、もうしばらく休眠状態でいさせて頂ければ幸いです。

最後になりましたが、長々と書いてしまい申し訳ございませんでした。
人によっては不愉快な内容でもあったと思います。
この場をお借りして、心よりお詫び申し上げます。

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07/17/00:09  20歳

先日目出度くお嬢が20歳の誕生日を迎えました。
にゃんこの20歳となると、大雑把な換算だと人間年齢で96歳くらい?諸説あって、100歳や115歳という換算も。とにかく、ご長寿さんであることは確かなようです。
今のところ元気な様子で、階段の上り下りもできますしまだまだ矍鑠としております。
猫は犬と違って認知症の症状が出る心配は少ない、と担当の獣医師さんから話があったように、認知症の様子もまるで見られません。
20歳を迎えられないんじゃないか?と不安を感じることがこれまでに何度もありましたが、一つずつ難題を乗り越えていって、無事に誕生日を迎えることができました。
これも偏にお嬢自身の頑張りと、状態が悪くなる度に的確な治療をして下さり、また自宅でのケアを指導して下さった動物病院のお医者さん、支えてくれた家族のお蔭であると思います。
取り敢えずの目標は今年の夏を無事に乗り切ること。
21歳の誕生日を迎えてくれればとても嬉しいですが、こればっかりは分かりません。少しでも健康に、長生きしてくれればと思っています。

今回も放置プレイで長いことブログを書かずにいてすみませんemoji
いつものことながら、何でもっとマメにできへんのや!と自分にツッコミを入れますが、ブログやツイッターをマメに更新できずにいますね~。
自分で書いていてなんですが、例えスマホを持ったとしても、ツイッターやブログをこまめに更新することはないと、自覚をもって言い切れます。
ガラケーだからしないのかな?とも思い、自分自身の性格や行動について考えてみましたが、どないに脳内シミュレーションしても、スマホに変えたところで今と同じだな、という結論に至りました。
ほぼ間違いなく、ブログもツイッターも一日一回とか更新しない、多分更新ペースも早まらない、結局今と変わらないってことになりそうです。
私の性格上、ラインとかをしても既読放置が当たり前になると思います。メールとかも返信するのが遅いですし、頻度も低い。
もっとちゃんと返信しないと駄目だと分かっているんですが、仕事が忙しくなったり、他のことにかかったりするとそっちに意識がいってしまって、中々返信ができなかったりします。
特にツイッターはダメですね。使い方もイマイチ把握しきれなくて、ブログ以上の放置プレイになってしまっています。
数時間ごとにする方とか、どうやったらそんなに呟けるんやろう?と、目端の利かない私には謎でしかないです。
一時期頑張って呟こうとしましたが、結局数日ともたずに放置プレイとなってしまいました。
Pixivとブログと連動にしておいて良かったです。取り敢えず、どっちか更新したらツイッターに呟くことになりますから(ただの面倒くさがりやがな)。
上記のように、ツイッターは全くと言って良いほどマメでもないし関心も薄いので、ツイッターの炎上の話を聞いても、何をそんなに他人のことを気にするんだろう?とそっちの方がむしろ不思議に感じることも。
他人は他人、自分は自分、別に誰が何を書こうが特に常軌を逸していなければ、個人の問題であって、不愉快なことが書かれているなら、見たくなければわざわざ見に行かなければ良い話ですし。
犯罪の予告とかそういうのがあったらさすがにマズイと思いますが、ツイッターで他人のあら捜しやらしても不毛でしかないemoji
私自身、人の評価が気にならないと言えば嘘になります。
人間誰だって、自分のことをみて貰いたいと思うのは当たり前ですし。
でも、わざわざ不愉快な思いをするのにツイッターとかを見るのはどういう心理なのかよく分かりません。一種の野次馬根性というか、怖いもの見たさ的なものなんでしょうか。
心理学者ではないのでその辺りのことはよく分かりませんが。
とにかく、毎回書いていますがもうちょっとマメに更新するように努力したいと思います。・・・・・・思うだけで、実行できた試しがないのがイタイところです。

本日は更新準備ができませんでしたので、また次回にでも。
虎の穴様で電子書籍版の配信について検討中で、過去に完売した話(主によんアザとエヴァ)を電子書籍にて読んで頂けるようになるかもしれません。
詳細が決まりましたら、Pixivやブログにてお知らせ致します。

次回の更新は原作ベースか7DAYSにしたいと思います。

WEB拍手を叩いて下さる方、遊びに来て下さる皆様方、いつも本当にありがとうございます!皆様のお蔭でサイト運営を続けることができております。
心より感謝申し上げます。

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12/31/22:52  ここ数ヶ月のあれこれ

ヒカルの誕生日以来、何一つブログの更新を行わなかった駄目な管理人です。来年は、月一回を目指したい・・・って毎年書いている気がします。
9月以降結構色々ありました。
11月末で異動が決まって、12月から転勤だったり。
にゃんこの足の具合が悪くなって、毎週動物病院通いしてたりとか。
私の異動よりも、にゃんこのことの方が気がかりでした。
11月の半ばくらいに歩く時にひょこひょこして、辛そうにいるのに気付いて、これはマズイ!と思って病院に連れて行ったら、間接が高齢もあって悪くなっているとのことでした。
加齢によって関節が薄くなる上に欠けた骨が足に負担をかけている、というような状態だったようです。
少々心臓の状態も悪くなっていると以前聞いていたので、一番心配だった脳や神経系によるものではなかったのは幸いでした。
今は随分良くなって、以前とほぼ同じように歩いたりできるように回復しました。階段の上り下りとかもできています。週一で通っていた病院も、今月の治療後は月一回くらいの通院で良いということになりましたし。
一時期はこのまま寝たきりになってしまうのでは!?と思うほどぐったりしていて、辛そうにしていただけに、19歳という高齢でよくぞここまで回復してくれた!と喜びと感動も一入です。
毎日間接と腎臓の薬を飲んで貰っていますが、それ以外は元気に過ごしてくれているので、本当に有り難いです。
生きていてくれていてありがとう、と心から思います。
姫も陛下もお父さんも身罷り、最後に残ったお嬢には少しでも長生きして頂きたいです。

更新が長い間滞っていてすみませんemoji
まだ準備ができていないので今日は出来そうにないですが、折角なので1月1日に行いたいと思っています。

次回の更新は原作ベースをUPしたいです。
目出度い元旦ですし、二本UPできればしたいですね。

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05/13/18:22  陛下逝去

先日、5月11日3:23頃、陛下が亡くなりました。
正確な誕生日は分かりませんが、おおよそ95年の2月頃に生まれたと予想されますので、17歳と3か月の命でありました。
人間だと100歳近いおばあちゃん、言うなれば寿命でしょうか。
こう書くと無情なようですが、姫が逝ってしまった時よりも衝撃度は低いです。
まあ、寿命であったという諦めと、納得できている面も大きいでしょうね。
5/5時点ではまだ多少は元気でしたが、既に死期が迫っていたのは確かでした。
日記では希望的観測を書いていましたけれど、実の所長くないと感じていました。
今日、明日すぐにという状態ではなかっただけで。
姫のこともありましたし、この点は私にも予測できていました。
どんなに頑張ってくれても、今月半ばすらまずもたないだろうと。
諦念というか、迫りくる現実が分かっていたに過ぎないでしょうね。
希望をもてば不可能を可能にできる、確かにこの言葉に当て嵌まることも多いでしょうが、私からすればそれは理想であって現実ではありません。
どんなに努力しようが、希望に縋ろうが、できないことはできない。
近づいてくる死からは逃れようがないように。
陛下の状態がいよいよ悪くなったのは8日でした。私が仕事に行ってから痙攣の発作を起こし母上が病院に連れて行ってくれたものの、病院でもあまりに酷く苦しんでいる様子に、お医者さんからは安楽死の話も出たと後で聞かされました。
飼主である私がそれは絶対に拒むと答えたら、私が帰宅するまでしばらく病院で預かってくれて様子を看るということになったそうです。
言い換えれば、せめて飼主が戻るまで延命処置をしてくれるということです。
そのくらい、状態が悪かったということでしょうね。
5月に入ってからたまに軽い痙攣の発作を起こしていたのでお医者さんに相談していましたが、原因を突き止めるならCTしなければならないが、それをするだけの体力が陛下にはない、ましてや原因が分かっても処置できるかどうかも分からない、という返答でした。
正論です。私もその考えは理解できましたし、余計な体力を使ってこれ以上寿命を縮めるくらいなら、点滴とミルクという処置の方がまだ現実的でマシでしたから。
8日に仕事を終えて帰宅して陛下を迎えに行った時、はっきりとお医者さんから「長くない」と告げられましたが、私自身が「もう長くない」と感じていたこともありまして、冷静に落ち着いて聞けました。
このまま病院に入院させるか、自宅に連れ帰るか尋ねられ、きっぱりと「連れて帰ります」と答え、痙攣止めの薬と点滴パックのセットを貰い、使い方などを聞いて陛下と一緒に家に帰りました。
遠まわしに、自宅で看取るか、入院させて最期を看取らないかという判断を委ねられたんでしょうが、私にとっての答えは前者しか有り得ません。お医者さんの話によると、本人は既に訳が分かっていないので、入院しても不安を感じることはない、とのことでしたけど最期を看取ると私自身が身勝手に決めていましたので。
病院にしばらく置いたのが功を奏したようで、陛下の状態は少し安定していました。
帰宅すると自分で水を飲み、トイレに行くという、驚きの行動をするほどでした。
とはいえ、手足がマヒしてちゃんと動けない、身体を支えられないような状態でしたし、本人にとっては思うようにならなくてもどかしかったでしょうけど。
それでも、自分でトイレに行こうとしたり、水を飲もうとするのを見ると、この子は生きたいんだと、生きようとしてくれているんだと感じられて、物凄く勇気を貰えましたね。
陛下が自分の意志で何とか動けたのは10日まででした。徐々に衰弱していっていましたし、8日の瀕死の状態から考えると、物凄く頑張ってくれていたのだと思います。
10日は特に、私が仕事から帰ってくるまで生きていてくれるだろうかと気が気でなかったですが、あの子は生きていてくれていました。
本音では仕事を休んでずっと傍についていたいくらいでしたが、母上から「あんたが傍にいたって何もできへん。仕事してきなさい。心配せんでも、この子はあんたが帰ってくるのを待ってるから。もし何かあったら連絡するし」と後押しされて仕事に行っていました。
おしめはプライドが許さないのか嫌がったこともあり、姫とは違ってしませんでした。
お医者さんからは眼や耳だけでなく意識レベルでも混濁していて殆ど理解できていないというお話を聞いていましたけど、飼主の欲目ではそうとは思えなかったというのが正直なところです。
声をかけたり撫でたりすればうっすらと眼を開けて私を見ましたし、部屋に入ると小さな声で「ここに居るよ、生きているよ」と教えてくれました。
10日に仕事を終えて帰宅して陛下の様子を見た時、「今夜日付を越えられるかどうか」だとひしひしと感じました。
母上がもう一回分の点滴パックと痙攣止めの薬を貰いに行ってくれましたけれども、「それを使うことは決してない」と私には分かってしまいました。
ああ、この子は今夜逝くんや。私が戻るのを待っててくれてたんや。
分かりたくないと思っても、分かってしまったら受け入れるしかありません。
早々に食事をして風呂に入り、陛下の傍についていました。
徐々に冷たくなる手足を摩り、ゆっくりと呼吸を刻む身体を撫でて、部屋の明かりをつけたまま添い寝をしてその時が少しでも遅くなるのを祈りながら傍にいました。
最期は何度か咳き込んで舌をだらんと出したので、「折角の美人が台無しやないの」と声をかけて抱っこして舌を引っ込めさせ、身体を撫でていると、そのまますーっと息を引き取りました。
飼主冥利に尽きると言いますか、自分の腕の中で死んでくれるというのは幸せなんだろうと思います。私にしてみますと、看取れるのは少なくとも納得できるので。
先代の猫が事故で逝ってしまい、気落ちしている私のために亡き父が出張先の神社で拾ってきてくれたのが陛下です。神社に行ったら陛下がやって来て、そのままキャリーに大人しく入ったので連れて帰ってきたという話でした。その話がどこまで本当なのか分かりませんが、亡き父曰く「ウチの子になりにきたんや」とのことです。
父の言葉を信じるなら、私の為に来てくれたにゃんこだと思いたいですね。
陛下は私に対しては大人しく聞き分けが良く、それでいて飼主に狩った獲物の分け前を与えてくれようとする心の広さ?というか包容力を持ったにゃんこでした。
でも外では女ボスのようなところがあったようで、我が家の庭にはあんまり余所の猫が入ってくることはなかったです。身体もメスにしては5㎏を越えて大きく、若かりし頃はオス猫を猫パンチと威嚇だけで追っ払いもしてました。
追っ払ってから何もなかったかのように私の足元に頭を摺り寄せて甘えて、さっきまでの迫力はどこ?というくらい可愛い仕種を見せたりしてくれたものです。
陛下が逝ってしまった時、初めて私の所に来てくれたことや、一緒に寝たこと、姫とお嬢を産んだ時のことなど、色々な思い出が脳裏を過りました。
飼主の欲目ですが、陛下にしろ、姫にしろ、お嬢にしろよく懐いてくれていると思います。家に帰ると玄関にお出迎えしてくれ、帰宅してからは何気に眼に入るところや近くに居て、傍から離れることはありません。
休日、原稿をしていると膝の上に座って一頻り甘え、しばらくして飽きるとピアノの上にあるお気に入りのビーズクッションに皆揃って一緒に眠るというのが我が家のにゃんこ達の日課でした。
今はもう、それをしてくれるのはお嬢だけになってしまいました。
昨日は一日中私の傍に居て離れませんでしたが、産みの母親でもある仲間が居なくなったことが受け入れ難いのか、お嬢は今日何度も庭に出て陛下を探していました。やはり落ち着かないのだろうと思います。
お嬢も7月14日になると16歳。十分高齢です。
今はごはんをモリモリ食べ、お水もしっかり飲んで元気ですが、来年も同じように迎えられるかどうかは分かりません。少しでも元気で長生きしてくれたら、飼い主冥利に尽きますね。
取り敢えず、まずは今年の夏を元気に乗り切って貰いたいです。

次回の小説の更新は、ヒカ碁はパラレルTreasureか7DAYSのどちらかで。
来週末には何か更新したいですよ。


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07/14/23:21  にゃんこ誕生日とパリ祭

本日はお嬢と亡き姫のお誕生日です。おめでとう~!
フランスではパリ祭り、フランス革命の発端ともなったバスティーユ監獄襲撃の日ですね。巷では歴史的な日ですが、私にとっては初めて陛下がお子を産んだ日です。
初産で、私自身が仔にゃんこを育てたことがなかっただけに、どうなることかと不安だったんですが、陛下はとても良い母親で皆を育ててくれました。
姫はトイレの躾に少し時間がかかりましたが、それでも一日で覚えてくれたので賢い子でしたね。お嬢は手間いらずで、教えなくても自分でちゃんとトイレしてくれてました。戸も自分で開けるようになったのには、ちょっと困りものですが(笑)。
貰い手がついた子達も、元気に今日を迎えてくれているようで嬉しいです。
今日を姫と一緒に迎えられなかったのは残念ですが、お嬢が元気でいてくれているのが何よりです。陛下も元気で、さっき窓の近くに来た近所のオス猫に思いっきり威嚇してました(笑)。
いい年したおばあちゃんなんだから、大人しくしといてねー
そういうわけで、亡き姫とお嬢の写真です。
敢えて似た感じのを選んでみました(クリックすると画像が見れます)。

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上がお嬢で、下が在りし日の姫です。天国で元気に遊んでるかな~。
猫の寿命は少しずつ延びているようですし、少しでもこの子達と長くいたいですね。
来年も、こうして誕生日を一緒に迎えられることを祈っています。

次回の更新はまだ何にするか決め兼ねております。
次はヒカ碁はパラレルもの、できたらよんアザもUPしたいです。
原稿が切羽詰ってきて、サイトの更新をする余裕が段々なくなってきています。
終わったらなるべく早めに更新したいです~。

WEB拍手を叩いて下さる方、遊びに来て下さる皆様方、いつも本当にありがとうございます!皆様のお蔭でサイト運営を続けることができております。
心より感謝申し上げます。
拙いサイトではありますが、今後ともよろしくお願い致します。

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